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Channel: 愛しきものたち
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南丹市美山町 野添の茅葺き民家-1

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謹 賀 新 年

なんとも捨てがたい我が心の中に有る風景そのもの・・・。

京都、茅葺き民家が色濃く残る南丹市美山町・・・秋の深まる11月の末、緩やかな棚田に囲まれ絵の様な景観を見せる。

ここ野添の民家は、こうしてここに建っているだけで絵になる。

深い入母屋の茅葺き葺き下ろし母屋、脇にそれを小型化した様な納屋。

棟には美しく重厚な「うまぎ」を載せた丹波型・・・屋敷の裏は家庭菜園に成っていて若奥さんが手入れをしていた。

屋敷は手入れが行き届き気持ち良い清潔さが保たれ、今を生きている茅葺民家だと言う事が手に取る様に良く判る。

同じ京都にあっても我が山城とは全く違う茅葺き屋根です。

撮影2014.11.20


南丹市美山町 野添の茅葺き民家-2

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先日の茅葺き民家の隣家の茅葺き屋根。

向かって左が先日の民家右手は今日の民家・・・・・殆ど同様の茅葺き屋根です。

ポイントを変えて撮れば向かって右手にまた別の茅葺き民家の棟が覗いている・・・・・こんな風情がたまらなく良い。

この民家の正面側から見ると先日の民家とまったくウリ二つ、この集落にはあともう一軒同様造りの茅葺き民家がある。

入母屋平入の母屋を南向け、その右脇に一段低く、一回り小さい納屋が主屋に対してL字型に建つ。

しかしこの茅葺き屋根は、先日の屋根に比べると傷みが酷く苔むしている。

この茅葺き民家が抜け殻となって、何年ぐらい経つのだろう??

また美しくも懐かしい景観が一つ消え去ろうとしている。

撮影2014.11.20

京都山城 雪の茅葺き民家-1

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我が京都山城には滅多に雪の積もる事など無いのだが・・・今年は年明け早々の元日、夕方近くから激しい雪になり瞬く間に周りを見慣れぬ白い景色に変えてしまった。

気になって表に飛び出すとこの通り・・・思ってもない様な横殴りの雪で景色もぼんやり・・・・・

お向かいさんの茅葺き屋根はどんな塩梅かと・・・・今降り出したばかりなのに、もう少し白く成りだしていた。

夜、9時頃には恐らく聞き始めの大雪警報まで発令され、何事かと少々戸惑う。

しかし夜が明けてみると何てことは無く積雪10cm弱、道路には黒い轍の痕が残り、茅葺き屋根もなんとか白く見える程度。

裏に廻って見てもこんな程度で綿帽子を被ったようにモッコリした雪景の茅葺き屋根には程遠い景観。

山城ではこうして雪をかぶることなど滅多にないから、これほどの雪景でも、やっぱりもの珍しい。

午後1時頃に表に出ると、すっかり雪は溶け、茅葺き屋根は見慣れた元の姿に戻って居た。

以前のページはこちらから・・・・

撮影2015.1.1~1.2

京都山城 雪の茅葺き民家-2

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昨日に引き続き我が山城、木津川右岸、隣村に残る茅葺き大和棟の雪景色。

勿論この茅葺き屋根も以前に紹介・・・・雪姿の茅葺き大和棟など殆ど見れないので、コンデジをポケットに出かけてきた。

この民家は豪壮な屋敷を持って要るにも係わらず、最近周りに民家が建ち込み撮影ポイントがない。

主屋の茅葺き大屋根を見渡せるのは裏側のこの位置からだけ・・・

正直な話、雪化粧の大和棟は思った程には感動的なものでは無かった・・・・。

それはただ単に撮影が下手くそだけだったからかも・・・・・

それよりも寒さが厳しく、身体に応える朝でした。

雪のない以前のページはここ・・・・

撮影2015.1.2

南丹市美山町 野添の茅葺き民家-3

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撮影2014.11.20

南丹市美山町 野添の茅葺き民家-3

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急傾斜で深い大屋根を持つ茅葺き民家、角棒千木の棟抑え飾りが勇ましい。

先日より紹介した美山町野添、色づく山と棚田に囲まれ、抜きん出て高い棟が一際目を惹く。

しかし陽裏の屋根は苔生し、ペンペン草では無いけど雑草まで生えて居る

正面から見ると表玄関周りに雑多ものが積み置かれ、最早住まいの呈は成して無い。

入妻破風には立派な懸魚が付けられ、格式が窺われるのだが・・・・。

撮影2014.11.20

南丹市美山町 野添の茅葺き民家-4

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先日来紹介してる南丹美山、野添の在の4箇所目の茅葺き民家。

流石に茅葺き民家が色濃く残る美山町、「茅葺きの里北村」程では無いにしろ、一集落にこうして四ヶ所の茅葺き民家が残されて居る。

やっぱりこの集落の特徴か?主屋に対してL字型の茅葺き屋根を付属させて居る。

表、庭先なども清潔に良く整備され、生きとし生きる茅葺民家。

この地域ではまだまだ過去の歴史の中にある茅葺き民家では無く・・・・現在の生活が息づいて居る。

撮影2014.11.20

南丹市美山町 野添の深見禅寺茅葺き民家-4

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遠くから見ると、一見、庄屋屋敷の豪邸かと見紛うばかりの在所旦那寺。

高い石垣を積み、一段高い境内に本堂と庫裏をL字型に配している。

やっぱり深い入母屋茅葺き屋根、向かって左手正面が本堂、右手は生活臭のする庫裡の様です。

サイドから庫裡だけを撮影するとまったく宗教色が消え全く民家そのもの。

こうして見ても、正面に廻って山門を確認しなければ、なかなか寺とは納得し難かった。

撮影2014.11.20


東近江市 建部の茅葺き民家

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東近江市、中心部に近い旧建部村域に残された茅葺き民家。

近江鉄道本線八日市駅から北に1km足らず、 肥沃な湖東水田地帯を前、背に旧い歴史の箕作山を負う山裾の小さな集落。

集落の前面を掠めるように通る新道を走ると、この地域では珍しく三軒もの茅葺き民家が確認出来た。

新道から進入路を表庭に引き入れ、使い勝手の良いようにしているが、本来、新道が付くまでは平入母屋なので前庭から出入りしてたのだろう・・・

棧瓦葺き下屋の上に小ぢんまりした入り母屋茅葺き屋根を載せ、棟仕舞いは棧瓦の箱棟仕舞いとしている。

脇に棟続きの新築棟を建て、二世帯住宅になって居るのかも??

しかし屋根の傷みや、別棟納屋などはそろそろ限界を向かえて居る様で、先行きが気に掛かります。

撮影2014.2.25

東近江市 建部の茅葺き民家ー2

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先日の民家より一棟挟んで北側に建つ茅葺き民家。

やっぱり昨日の民家と同じように茅葺き屋根の傷みが酷く、棟下の大きな穴から察するにアライグマに巣喰われてしまったのだろう??

最近ではどこの山里に行ってもアライグマ被害を耳にする。

駐車している車から察するに若者も住んでいそうな様子です。

 

前回の民家と同じく正面を南に向けた平入り入母屋造り。

 この地の平均的農家の佇まいの様です。

撮影2015.2.25

東近江市 建部の茅葺き民家ー3

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昨日、一昨日と紹介した民家の奥に屋敷を構える茅葺き民家。

屋根の姿形や入口が平入なのは変わらないが、この家は正面を東に向けて建っている。

前回、前々回に茅葺き屋根とは姿形は良く似ているが、明らかに棟桁の長さ違う。

 

土蔵も、若者様別棟もあるように見える・・・・裏には集落の集会場が有り、屋敷横の空き地は自働公園に成って居る。

下屋は浅い庇の棧瓦屋根、赤土荒壁仕上げが風情を醸しだす。

入母屋破風には、湖国近江の特徴の一つ前垂れ飾りが付けられて居る・・・通常割竹を並べることが多いのだが、これは葦の株元をならべて居る。

昼間、戸締なのは少し遠くに出かけて居るのだろうか??最近ではこんな戸を閉める家も珍しい。

撮影2014.2.25

東近江市 五個荘金堂町の茅葺き民家-1

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現、東近江市五個荘金堂町、北の入口付近から見ると茅葺き民家が道を隔てて二棟見える。

金堂町は旅雑誌でもよく取り上げられる滋賀県の人気スポット、近江商人の発祥の地として知られ、水田風景のなかに商人屋敷と社寺が甍を並べる町並みが重要伝統的建造物群保存地区に選定されて居る。

今回は遠景で見える左手の茅葺き民家・・・・・こちらは裏側なるのだが農家の様な佇まい、下屋は改修改造が進み、茅葺き母屋屋根も極端にデフォルメされている。

しかし、表?庭側から見ると揺ぎもない湖東型、箱棟入母屋茅葺き屋根・・・・でもやっぱり大屋根の寸足らず感は否めない。

まだ吹き替え後間もないのか??綺麗な葦葺き屋根にアワビの貝殻が光って居る。

撮影2014.2.25

東近江市 五個荘金堂町の茅葺き民家-2

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金堂町北入口から見渡せる2軒の内右側の茅葺き民家。

この茅葺き古民家は「めんめんたなか」として営業、よく保存されている。

 築200年以上、「近江商人」として知られた「山村平太郎」宅を改装して現在に至っている。

 

屋根は湖国東近江にあって珍しく、棧瓦落棟に切り妻箱棟の茅葺き屋根を載せ、まるで大和棟を思い起こさせる。

それでも正面から見る葦葺きの大屋根は本格的大和棟に比べると随分浅く・・・・・

白壁切り妻破風には、湖国の象徴、割り竹前垂れが陣取って居る。

撮影2014.2.25

東近江市 五個荘金堂町の茅葺き民家-3

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ネット地図で確認すると「茶房てんびん」の名が付いてる茅葺き民家。

先日に同じく五個荘金堂町、中心部の豪邸に挟まれ通りに面して平入に建って居る。

正面から見てもまるで茶房らしくもないが・・・縁側と玄関口に棧障子を設え、雑多な生活臭を感じさせないのは、やっぱり一般民家では無さそう。

 

下屋を棧瓦で葺き、浅い入母屋箱棟の葦葺き屋根を載せて居る。

 

 重伝建(重要伝統的建造物群保存地区)の街並みの中に有り、茅葺き屋根は色を添えて居る。

撮影2014.2.25

京都府精華町 祝園神社「居籠り祭り」二日目大松明

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 この厳寒時、我が木津川左岸、精華町祝園神社「居籠り祭り」2日目の夜に行われる大松明の儀に行ってきた。

 

「居籠り祭り」は正月庚申の日から3日間行なわれる音無し神事と言われ、京都府の無形民俗文化財に指定されている。

 今年は1月8日から10日までの3日間、木津川左岸堤直下の祝園神社で行われ、昨年の三日目-綱引き式に続き、今年は厳寒の中意を決して2日目の「大松明の儀」を見てきた。

夜7時、山城には多い本殿に続く割り拝殿右側の「お火たき場」に、大豆の枯れ枝を割竹で包み込んだ大松明に火が点けられ激しく燃え上がります。

拝殿の屋根を焦がす程に燃え盛りますが火事に成った事は無いと言います・・・・・しかし天井にはしっかり鉄板が備えられ用心している様です。

 外から見ると割拝殿の片側が炎に包まれて居るように見えます。

 

 大松明は境内へと担ぎ出され、しばし立てられ待機・・・

 しばらくして奉持者に担がれた大松明は燃え上がる炎と共に参道を進み・・・・

鳥居を潜り暗闇の中を、野面方面へと向かって進んで行く。

宮司は目隠しの衣笠に入り、身を隠したまま大松明の後に付き、野面水田の一画にある「幸(こう)の森」まで約1.5kmを練り歩き、そこで松明あかりの「御田の儀」が行われる。

しかしこれは秘事に付き望見は現在も許されて無い様です。 

撮影2015.1.9


東近江市 五個荘塚本町の茅葺き民家

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五個荘金堂町の南隣在所、塚本町に建つ大きな入母屋造りの茅葺き民家。

大きな屋敷の背の高い立派な茅葺き大屋根が棟門の奥に聳える様に建っている。

なぜか?このこの茅葺き屋根は棧瓦葺き下屋の上、腰高に据えられているように見える。

棟には棧瓦の箱棟を乗せ、割り竹前垂れ破風を付けている。

この集落も、大きな屋敷が多く、裕福そうな家が並び建って居た。

撮影2014.2.25

東近江市 五個荘川並町の茅葺き民家

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 五個荘川並町に有る2軒の茅葺き民家。

 

昨日の塚本町とは県道を挟んで南隣の川並町、裕福な近江湖岸らしく門徒寺が大きな境内に君臨している。

 ちょうど寺院の裏手、立ち込んだ民家を縫うように通じる路地に面してこの茅葺き民家が建っている。

棧瓦葺き下屋の上に中型入母屋茅葺き屋根を載せている。

瓦屋根には「秀明庵」の銘板が乗せられて居て、NETで確認すると「古民家で戴く創作イタリアンレストラン」とある・・・・・勿論舌音痴の僕には関係無さそう。

「秀明庵」から路地を辿ると表通りからは全く窺うことの出来ない大きな屋敷があり大きな入母屋茅葺き屋根が見える。 

 しかし周りが建て混んでいて撮影ポイントがこの一角しか見いだせず詳しくは判らない。

しかしながら大屋根の葦もよく整えられ家格を窺い知る事が出来る佇まいです。

撮影2014.2.25

近江八幡市 円山町の茅葺き民家

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琵琶湖畔、西の湖と琵琶湖をつなぐ水郷端に建つ茅葺き民家。

集落の前を「水郷めぐり」船着場の水路が流れ、春過ぎには豊かに茂る「よしの原」をのんびりと行く和船で楽しむ人も多い。

そんな川岸から眺めると小高い竹藪を背に茅葺き民家と、まだ新しい現代風建物が違和感なく並び建っている。

一般的な農家風入母屋茅葺き屋根、トイレだけは新しくしたのであろうが・・・・・それでも屋内には無く屋外で若者には馴染めない。

少し裏の竹藪へ登っててパチリ、陽裏の欧陽では相当苔生し痛んでる。

若者用の新しい建物が横に建ち・・・・もうこの茅葺き屋根もそれほど永くはないかも??

広い敷地の田舎ゆえに許される贅沢なのだろう・・・・・同敷地内別居で老若二所帯が暮らしてるようです。

撮影2014.2.25

近江八幡市 円山町の茅葺き民家-2

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昨日と同じ集落に建つ、大きな茅葺き屋根の本堂を持つ檀那寺

石段を30段程登った少し高い境内に茅葺き本堂と瓦屋根の庫裡がならび建ち、右手山懐には鎮守圓山神社が鎮座する。

 

 つい最近、建物も含め大屋根も補修されたのだろう・・・・・出来立てほやほやで眩いばかり。

 

この寺は集落衆の旦那寺だろうから・・・こういう時、田舎では大変さが身にしみるだろう・・・。

撮影2014.2.25

野洲市 五条の茅葺き民家

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近江八幡からの帰り道、国道477号線を走っていて見付けた茅葺き民家。

のどかな田園地帯が広がる野洲市五条の静かな集落、ひときわ際立つ「鎮守の森」の兵主大社にすぐ近く、国道に対して妻向きで建っている。

白壁土蔵と納屋、生垣に囲まれた大きな屋敷に大きな入母屋の茅葺き民家がそびえ建つ。

棟終いは棧瓦の箱棟としてるが、向かって右側破風付近には大きな乱れが認められアライグマでも巣食っているのではないかと心配になる。

僕らが子供の頃には考えられもしなかった事が、現実として目の前にある。

動物は可愛がれと言うけど・・・・猿や鹿、猪、そしてののアライグマなど都会人には可愛い動物であっても・・・・・田舎人にとっては憎き害獣以外の何者でもない。

撮影2014.2.25

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