東近江市 湧泉寺の宝塔??
先日の続き、湧泉寺山門脇の小さな堂内に地蔵石仏と共に安置された宝塔?? ん~・・・・しかし、よく見ると何かおかしく、何処となく妙なバランス・・・ 屋根は宝筐印塔の物・・・その上に載るのは五輪塔の空風輪??。 塔身軸部は扉形を配し、首部も丁寧な仕様となっている・・・・しかしよく見ると基礎石もしっくり来てない。 基礎石は上部に反花座を設け、縁を巻いた中、大きく格狭間を設けている。...
View Article栗東市伊勢落 徳生寺の・宝筐印塔
栗東市伊勢落「徳生寺」の宝篋印塔です。 徳生寺は草津宿から石部に向かう旧東海道が通過する古い街道筋、その昔は伊勢へと向かう斎宮の禊場があった処として「伊勢落」の地名が残る。 江戸時代には東海道石部宿に隣接する立地から、薬や酒などを扱う店ができ賑わった。 そんな集落の東端部に現在浄土真宗本願寺派の「徳生寺」が建ち、その奥、地続きの杜には「壽泉神社」が鎮座しており、無関係だとは思えない。...
View Article栗東市伊勢落 徳生寺五重石塔
昨日の続き、栗東市伊勢落 徳生寺五重石塔と寄せ集め宝筐印塔・・・・ 境内右脇、鐘楼に向かって左側に建つ徳生寺五重石塔はすっかり剛健さの抜けた華奢な造り・・・ 基礎石の格狭間にせよ、初層塔身の四方仏にせよ力なく・・・・勿論当初の物が全て残って居るのかも疑わしいような?? 同じく鐘楼右手脇の寄せ集め宝筐印塔・・・・・傍らに層塔三層分の笠石と相輪部の残欠が見える。...
View Article桜井市下り尾 清滝不動磨崖仏
桜井市南端部、音羽山中に人知れず在る清滝不動磨崖仏。 清滝不動磨崖仏は桜井市街より国道166号で南下、下り尾集落の入口あたりを右折、どんどん山間部をめがけて進んで行くと、突然「下り尾」の枝集落が現れる。 こんな山間部にも家は建ち、人の生活が有るのかと??? 集落の空き地に車を捨て置き、どんどん奥へ奥へと進むこと・・・・・ 約20分ほども歩いただろうか??右滝への標石・・・...
View Article桜井市下り尾 弥勒堂の石仏
前日、清滝不動よりの帰り道で見付けた石仏さん。 下り尾山中、枝集落の道端に小さなお堂を発見・・・ 近づくと弥勒堂と書かれ、格子戸の奥に石仏が安置されている・・・・・格子戸は、はめ殺しの為、小さなコンデジを升目から差込撮影。 高さ1m程の舟形自然花崗岩に鏨痕の残る粗い整形を加え、定印を組む如来坐像を半肉彫りで刻み出す。...
View Article橿原市 久米寺の七重石塔
橿原神宮近くの久米寺に残る古びた七重石塔。 久米寺と言っても明日香に残る奥山久米寺の事ではないので要注意・・・ちょうど橿原神宮森の南側近鉄大阪線が橿原神宮と久米寺境内を引き裂くように通過している。 聖徳太子の皇弟である来目王子創建説と、久米仙人創建説があり、真言宗御室派の別格本山。...
View Article三重県 伊賀市丸柱 みのいし地蔵
車窓からたまたま見付けた「みのいし地蔵」 伊賀焼調理鍋で名を馳せた長谷製陶の前を通って、阿山音羽方面へと抜ける旧道脇に「みのいし地蔵」の看板を発見・・・思わず車を停車。 これはと思しき杉の木立の根元を見ると・・・あっと驚き、予想に反して磨崖仏の刻まれた大石が有った。 杉根が岩を喰み、なんとも言えぬ魅力的な景観を醸し出している。...
View Article湖南市 東寺墓地の地蔵石仏
旧石部町東寺の古い墓地に残された地蔵石仏。 東寺集落は阿星山を中心に奈良時代に興隆された良弁創建の古刹「長寿寺」の門前集落、その地の共同墓地にも古い石造物がいたる所に残されている。 共同墓地は集落の中央辺り、公民館の裏手に広い敷地を持っている。 集落の中央を走る在所道から入る墓地入口の左右に、一対の地蔵石仏が立っている。...
View Article湖南市 東寺墓地の石龕仏
前回と同じ東寺墓地にある一際石仏ファンを喜ばせる様な石龕仏です。 石龕は墓地内に入ってすぐ、右手脇に置かれ異彩を放って居る。 大きい基礎石の上に三面の板石を立て、上に大きな笠石と擬宝珠を載せ、実に立派で堂々とし、屋根石も大きく力強い。 奥壁中央に大きく阿弥陀如来坐像だと思われるレリーフ調の陽刻が有り、頭上に円光背が陰刻されて居る。 相対する側面には同様の五輪塔が、これも薄く陽刻されて居る。...
View Article湖南市東寺墓地 その他の石仏
今日が3回目の東寺墓地の石仏・・・・ひとつの墓地で三回も費やすなんて珍しい・・・・ 墓地内に単独で立っていた中型阿弥陀笠石仏??。 石仏は舟形状自然花崗岩に枠を残し、舟形光背を彫り沈め、中に蓮華座に座す来迎印阿弥陀如来坐像??を中肉彫りで刻み出す。 笠石上の擬宝珠は欠損するも当時の侭と思われる笠石は力強い軒反りを示し、如来坐像も古い様式を良く残し力強く南北朝期をを下らないかも??...
View Article野洲市 妙光寺山の阿弥陀磨崖仏
素晴らしい景観を目の前にする阿弥陀磨崖仏。 この先にある出世不動尊へ友と一緒に出かけ、不確かな情報のままに出逢えて感激の磨崖仏。 よくぞこんな所で人知れず待って居てくれたと、二人して感謝感激雨霰・・・ 大岩花崗岩の正面に二重枡形を彫り沈め、中に蓮華座に座す、定印阿弥陀如来を中肉で刻み出す。 像高50cmにも満たず、像容もそれほどとは思えないが・・・かと言って近世仏ではない。...
View Article野洲市妙光山 出世不動明王磨崖仏
出世不動尊の名で呼ばれる不動明王磨崖仏。 先日の阿弥陀磨崖より200m程奥に詰めると、ふもと妙光寺集落の「宗泉寺」奥の院とされる出世不動明王院の立派な建物が見える。 不動磨崖仏の刻まれた大岩の前には立派な礼拝堂が設けられ、信仰篤く、今に信仰の途切れる事はない。 不動磨崖仏は礼拝堂の中から拝せられるが、薄暗く、光線状態も決して良くない。...
View Article旧五個荘町 和田の茅葺き民家
旧五個荘町、和田集落で見掛けた茅葺き民家。 和田集落は愛知川左岸の単独峰、和田山の南面山裾に50軒ばかりが軒を連ねる古い農村集落。 集落入口近く、在所道に面して腰板白壁塀に囲まれ、格式高そうな茅葺き民家が建っている。 格式高そうな屋敷構えにしては茅葺き大屋根を抑えるトタン棟がどうも不似合い・・・ 入母屋造りの破風には琵琶湖の葦でつくられた・・・・・ 前垂れ飾りがが誇らしげに付けられて居た。...
View Article大津市 大石の茅葺き民家
大津市大石の旧在所で見付けた茅葺き民家。 大石は琵琶湖から流れ出す瀬田川が、その下流で宇治川に名を変える辺り、京都府宇治市と府県境を接する。 鹿飛橋(ししとびばし)近くに一軒だけ残っていた茅葺き民家・・・・若い人が居るのだろう??洗濯物も車もも若者用・・・・・・農家風茅葺き民家だが、現在は土木建築関係の仕事をしてるような佇まいだった。...
View Article守山市 聞光寺の茅葺き屋根
湖岸に近い守山市八島町「聞光寺」の大きな茅葺き屋根。 湖岸穀倉地域のど真ん中、住所は八島町だが荒見町とどこが境界か解らない・・・・一体化した集落の南西端境内を持ち、大きい入母屋茅葺き屋根の本堂が建って居る。 寺の本堂らしく大きな屋根には大きな棧瓦葺きの箱棟が載っている。 このあたりでもやっぱりアライグマ出没するのだろうか??...
View Article近江八幡市 馬淵町の茅葺民家
旧中山道、街道筋に建つ茅葺き民家。 旧中山道は国道8号線断ち切られ、その昔には一筋に並んで居ただろう馬淵の村も真っ二つ・・・・国道8号線を挟んで南側にも大きい茅葺き民家が残って居る。 街道筋とは云え、宿場町ではなく純農村集落で宿場町独特の風情は無い。 茅葺き民家は道路に面して平入で建ち、それ程大きい屋敷でもなく、一般農家風茅葺き屋根・・・...
View Article近江八幡市 上田町の茅葺き民家
近江八幡市、上田町で見付けた茅葺き民家。 昔流に言うと昨日紹介の馬渕の隣村・・・・JR東海道線と新幹線に挟まれ、そこまで新興住宅が迫って来ている。 しかし篠田神社の有る一画だけは時が止まったかの様に昔日の景観をそのまま残している。 広大な屋敷林に囲まれた中に大きな入母屋造りの茅葺き屋根が野面越しに見える。 田圃の畦を歩いて近づいて見ると・・・去年の冬草がそのまま残り全く手付かず状態。...
View Article湖南市三雲 釈迦堂の阿弥陀笠石仏
ひょんな処で覗いたお堂に安置されていたなかなか立派な石仏さん。 なにげに入り込んだ旧在所外れ、民家脇の空き地入口に小石仏や五輪塔などの石造品が並べられ、奥の方に小さなお堂が見える。 因みにお堂の傍には釈迦堂と刻まれた記念碑が立って居ました。 ちょっと失礼とお堂の中を覗いてビックリ、これはなかなかの石仏さんが鎮座・・・...
View Article近江八幡市近江風土記の丘 旧宮地家住宅
安土城考古博物館に付随する近江風土記の丘に移築保存されている旧宮地家住宅。 残念ながら民家としての役目を終え、哀しいかな今は抜け殻の展示物だが・・・・まあ、それでも無いよりはマシ。 説明板に依ると、この建物は長浜市国友町からこの地に移築されました。 一区の際に見つかった墨書から江戸中期の宝暦4年(1754)の建築であることが分かって居ます。...
View Article旧五個荘町和田 地蔵石仏
旧五個荘町の古い集落「和田」の地蔵石仏。 集落の背後に中世の山城が在った古い土地・・・今でも集落に入ると、そこはかと歴史の息吹が感じれる・・・ そんな集落の真ん中辺り、在所辻に一間四方の辻堂が有り、中に地蔵石仏が安置されて居る。 どうしたのか??足元は床で隠され・・・腰から上部も表面と内部の石質が違うのか?? なんだか妙な色合い??...
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